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【3月はお彼岸】お彼岸とお盆の違い|意味と過ごし方を解説

【3月はお彼岸】お彼岸とお盆の違い|意味と過ごし方を解説

「お彼岸とお盆の違いがよく分からない」「どちらもご先祖様を供養する日では?」と感じている方も多いのではないでしょうか。実は、お彼岸とお盆は時期も意味も由来も異なります。それぞれの本来の意味を知ることで、ただの“年中行事”ではなく、心を整える大切な時間へと変わります。本記事では、お彼岸とお盆の違い、意味、過ごし方、供養の考え方まで分かりやすく解説します。

1 お彼岸とは何か?

 

1-1 お彼岸の意味と由来

お彼岸とは、春分の日と秋分の日を中心とした前後3日間、合計7日間を指します。「彼岸」とは仏教の言葉で、“悟りの世界”を意味します。反対に、私たちが生きている世界は「此岸(しがん)」と呼ばれます。

昼と夜の長さがほぼ同じになる春分・秋分は、「此岸」と「彼岸」が最も通じやすい時期と考えられてきました。そのため、ご先祖様を偲び、自らの行いを見つめ直す期間とされているのです。

1-2 春彼岸・秋彼岸の特徴

春彼岸は3月、秋彼岸は9月に行われます。自然と調和した仏教行事であり、日本独自の文化とも言われています。

お彼岸には「六波羅蜜(ろくはらみつ)」という修行を意識する期間でもあります。布施・持戒・忍辱など、自らを磨く行いを実践することが本来の意味です。つまり、お彼岸は“ご先祖様の供養”と同時に、“自分自身を整える期間”でもあるのです。

2 お盆とは何か?

 

2-1 お盆の意味と歴史

お盆は、一般的に8月13日から16日(地域によっては7月)に行われる行事です。正式には「盂蘭盆会(うらぼんえ)」といいます。

お盆は、ご先祖様の霊がこの世に帰ってくる期間とされ、家族で迎え入れ、感謝を伝える行事です。仏教の説話に由来し、日本の祖霊信仰と結びついて広まりました。

2-2 迎え火・送り火の意味

お盆では、迎え火・送り火を焚く風習があります。これは、ご先祖様が迷わず帰ってこられるように、そして無事にあの世へ戻れるようにという願いが込められています。

提灯や精霊馬(きゅうりやなす)なども、同じく“迎える・送る”ための象徴です。お盆は、ご先祖様との再会の時間とも言えるでしょう。

3 お彼岸とお盆の違いを比較

 

3-1 時期と目的の違い

お彼岸は春分・秋分の年2回、お盆は夏に1回行われます。

お彼岸は「自分を見つめ直す修行の期間」、お盆は「ご先祖様を迎え、感謝を伝える期間」という違いがあります。

3-2 供養の考え方の違い

お彼岸は“此岸から彼岸へ思いを向ける”期間。
お盆は“彼岸から此岸へ帰ってくる”期間。

方向性が異なるのが特徴です。しかし、どちらも共通しているのは「ご先祖様とのつながりを感じる時間」であることです。

4 現代に合った過ごし方

 

4-1 忙しくてもできる供養

現代では、遠方に住んでいる方や忙しい方も多いでしょう。必ずしもお墓参りに行けなくても、自宅で手を合わせることも立派な供養です。

・仏壇にお花を供える
・故人を思い出す
・家族で思い出話をする

こうした時間こそが供養の本質です。

4-2 お寺での法要や読経

お寺では、お彼岸法要やお盆法要を行っています。読経を通して、日常では得られない静かな時間を過ごすことができます。

法要に参加することで、個人では難しい供養の機会を持つこともできます。疑問や不安があれば、お寺に相談することも大切です。

5 供養は“形式”より“心”

 

5-1 家族で語る時間の大切さ

供養とは、単に儀式を行うことではありません。家族で集まり、故人を語り合う時間こそが、何よりの供養です。

お彼岸もお盆も、「家族がつながる時間」をつくる行事とも言えます。

5-2 手を合わせることの意味

手を合わせる行為には、「感謝」と「謙虚さ」が込められています。日々の忙しさの中で忘れがちな“ありがとう”を伝える機会でもあります。

お彼岸とお盆の違いを知ることは、日本の大切な文化を理解することにつながります。そして、その意味を知ったうえで手を合わせる時間は、これまで以上に深いものになるでしょう。

ぜひ今年は、意味を知ったうえで、ご先祖様に思いを向けてみてください。それはきっと、自分自身を整える時間にもなるはずです。